Last Update: 14 Feb. 2011

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少年だった頃を思い出してみませんか・・・

模型は多くの場合、自分で組み立てるのが当たり前であった。
しかし、ビデオゲームが子供たちの遊びの主流となっている昨今に於いて、他にもいろいろと要因はあろうがプラモデルの市場規模は、自分たちが子供だった 1970年~1980年代前半とは比べ物にならないくらいに縮小していると聞く。
自分で一生懸命作ったプラモデル。完成までの苦労、部品が上手く合わなかったり、接着剤がはみ出したりして表面が汚れてしまったり...。それでも完成した時の喜びは、かつて少年だった諸氏にも多少なりとも憶えがあることだろう。同じものを作っても、人によって結果が違っていた。自分だけの完成品の姿がそこにあった。
最近、安価で出来の良い完成品模型がそのまま販売されている。あれは、仕事で忙しく、自分で作る時間を得にくい大人が楽しむものであって欲しい。子供たちがそれを手にとってレジに向かう光景を見ると、何だか寂しい思いを感じるのは、私だけではないだろう。モノ作りの尊さが忘れられそうになっている・・・。そんな危惧を禁じえない。
虚業で儲けるのは一部の人たちで十分だ。

Gallery へ


思い出して欲しい。自分たちが子供の頃に接着剤でベタベタにしながら組み立てたプラモデルでも、それを手に「ぶ~ん・・・」とやっているだけで、広大な青空の中を悠然と飛んでいるゼロ戦や、サーキットを疾走するスーパーカーの勇姿で頭の中が一杯になっていたはず。へたくそな素組みだけのプラモデルでも、首尾整った既製品に負けないほどの想像力と作る喜びをもたらしてくれた。それは、画面に向かって反射的にボタンを押しているのみの娯楽では、決して得られない喜びである。日本はやっぱり技術立国なのだから、これからの子供たちにも是非、自分の手で一つのものを作り上げる喜びを知って欲しい。
さぁ、もう一度模型を作ってみないか。お子さんのいらっしゃる諸氏は一緒に模型作りを楽しんで、お父さんの腕前を見せつけてやろうじゃないか。


■ Latest item

PLATZ : Grumman F6F-3 Hellcat ヘルキャット "The minsi" NEW
発売予定が半年以上も延びに延び、2008年末にようやく発売された、個人的には一日千秋の思いで待ちわびていたプラッツの 1/144 F6F-3 であるが、出てきた製品は同社最高の成型精度を駆使した、最低の完成度のやっつけ仕事的製品であった。 見る >>

プラッツ 1/144 (モデリング自己満足度:90/100

 


■ What's new

ブログ 運用開始しました (14 Feb 2011) NEW
48th 静岡ホビーショー 2009 (24 May 2009)
事後報告 1/144 F6F-3 (26 Mar. 2009)
1/144 F6F-3 "The minsi" 完成 (11 Feb. 2009)
1/144 フォッケウルフ FW190D-9 完成 (23 Nov. 2008)
1/72 フォッケウルフ FW190D-9 完成 (23 Nov. 2008)
JMC 2008 東京 合同作品展へ (9 Nov. 2008)
1/48 F6F-3 Hellcat  完成 (2 Aug. 2008)
1/144 P-47D  完成 (6 May. 2008)
1/48 フォッケウルフ FW190A-8 完成 (1 Apr. 2008)
1/144 紫電改 完成 (21 Oct. 2007)
1/72 F4U-1A 完成 (4 Sep. 2007)
1/72 F4U-5 完成 (22 Apr. 2007)
1/32 零戦 21型 (18 Apr. 2007)
BBS の暫定運用開始 (30 Oct. 2006)
 (直リンクしてません。アクセス方法は右上の
  「BBS ご利用の方へ」をお読み下さい。)
1/144 P-51D 完成 (5 Sep. 2006)
1/48 F8F-1B 完成 (1 Jul. 2006)
1/72 P-51D 完成 (19 May 2006)
1/144 作品にコメントを追加 (24 Feb. 2006)
作品 No.5~No.8 までのコメントを追加 (24 Feb. 2006)
作品 No.1~No.4 までのコメントを追加 (23 Feb. 2006)
Gallery を仮公開 (20 Feb. 2006)

※Modeling commentaries は準備中です。


■ Recent situation (10 June 2007)

カーモデル始めました。
キーワードは、スーパーカー世代のココロ・・・(笑)


■ Modeling in progress...
 
Currently no information.
 

 

■ I have joined ... (12 Feb. 2008)

■ My buddies and reference links.
 
kurage さん
くらげの迷走
エアプレンさん
飛行機プラモ製作部屋
toraiti2 さん
toraiti2模型製作代行屋
とりさん
Fly with You 飛行機模型のページ
ヒロシさん
ヒロシのホビーライフ雑記帳
Blog Modelers ポータルサイト
http://blogmodelers.blog42.fc2.com/

■ 零戦 機体色に関する"素人なりの"一考察 (タミヤ 1/32 零戦 21型 発売記念)

零戦の機体色に関しては、以前から諸説入り乱れているが、零戦の灰白色をして一部の人たちの間で、「飴色」と呼ばれるようになったのは何故であろうか。雑誌や Web 上の活字で見るたびに強い違和感を感じる。

一般的に「飴色」とは黄褐色の透明な色(≒オレンジ掛かったクリアイエロー)であるし、どんな辞書で調べても、同様な色を指している。水飴やベッコウ飴の色をイメージすると良いだろう。
個人的な見解であるが、このような色表現の誤用のきっかけになったのは、かなり以前に、雑誌(確かモデルアート、号数失念!)に当時の資料の引用文が書かれていて、零戦の灰白色を「明るい灰色に僅かに飴色がかったような色」というような表現をしていたのが発端じゃないかと推測している。この引用に基づくと、「飴色」は零戦の機体色を構成する単なる調色要素の一色に過ぎないのであるが、「飴色」という言葉に読み手が何らかの強い印象を感じたためか、いつの間にかその言葉だけが切り取られ、あたかも零戦(海軍)の灰白色の名称そのものであるかのように誤用されて、その後「飴色」という呼び方が一人歩きしてしまったのではないかと考えている。
しかし、これほど違和感のある呼び方が、何故ここまで当たり前のようにまかり通ってしまったのだろうか。
私自身は、それほど戦史にも旧海軍の規格にも詳しくないし、そういった調べようが無い情報をあれこれ詮索すること自体、あまり興味も無いので、自分の無知ゆえの疑問に過ぎないのかもしれない。また、1/72 零戦のページでも書いているが、実際の戦時下では、米軍のように物資が豊富ではなかったから、正規の塗料が不足して、手元にある塗料を混ぜて代用したケースもあるだろう。それを見た当時の兵士から得た証言を元にしたところで、正規の色味は分からないのだ。
だが、いろいろな情報から判断して、明るめの灰色系であることはほぼ間違いないだろう。だから、幾らなんでも「飴色」という呼び方は、客観的におかしいものはおかしいのである。機動戦士Zガンダムに登場する「百式」というモビルスーツのような色の零戦が飛んでいたとは到底思えない。(笑)個人的には零戦の機体色は「明灰白色」という呼び方が一番しっくりくる。

以上、かなり自分の見解に偏った文章をご覧いただき、嫌な印象を抱いてしまった方がいらっしゃったら、率直にお詫びしたい。 まぁ、あくまでも素人の個人的な見解なのでご容赦いただきたい。 また、明らかな誤りがありましたら、
こちらまでご指摘いただけたら幸いです。

ちなみに今回のタミヤが 1/32 零戦21型と同時に発売した新色は、まさに明灰色に僅かなクリアイエローが混ざったような色をしているような印象なので、前述の当時の資料の記述が裏付けられていると思った。従ってこれが現時点での解釈で、一番真実に近い色ではないだろうか。

ご意見、ご感想は
こちらまで。

2006年8月18日

2007年2月4日 加筆
先日、ガイアノーツより当時の公式の資料に基づく、正式な色調の零戦機体色を再現した塗料が発売された。
「灰緑色(かいりょくしょく)」と「緑色(みどりいろ)」である。
ガイアノーツの発表によると、当時の「海軍航空機用塗料色別標準」という資料を発見し、60年の時を超えて遂に正しい零戦の機体色を突き止めた、と言うことらしい。
その資料の出所について、立ち読みした模型誌(誌名・号数失念!)に掲載していた記事で、公式の資料を所蔵しているところで、ごく普通に見つかったといった趣旨のことが記述されていた。

で、ここからは主観なのだが、あまたの零戦色を論じていた所謂専門家や評論家と言われている諸氏は、今まで何十年も何をやっていたのか?ということ。 戦時中の案件を調査するのは、まず最初に公式資料の調査ありきなのは基本中の基本じゃなかろうか。 いろんな人の手垢にまみれ、色褪せたカラーチップだの、長年風雨にさらされた機体の破片、当時の兵士の不確かな記憶の断片をつなぎ合わせて、ようやく声高らかに叫んだ挙句の飴色騒動。功名心に駆られた故の世迷言か。人騒がせにも程があると言うものである。 曲がりなりにも長年研究している専門家・評論家の調査能力が、創業間もない中小企業の調査能力にも劣ると言うことか、と正直がっかりした。

 

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