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Last Update : 5 Sep. 2006

 
Aviation144s - 1/144 レシプロ機の世界 -
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■ PLATZ : Noth American P-51D Mustang スタング!)

プラッツの P-51D は発売当初、SWEET と双璧を成す高精度の 1/144 レシプロ機として、期待していた製品である。
パーツの状態を眺めていると、その精緻かつ正確な造形は見事という他ないことがわかる。

しかし、実際に組んでみると分かるのだが、主翼の上下貼り合わせにおいて、脚収納部のリブが高すぎて、接着面に隙間が生じる。これは明らかな設計ミスである。作品では、上翼の内側の肉厚を削ぎ、リブの高さを調節することで、何とか隙間を解消した。 安心したのも束の間、主翼と胴体を仮組みすると、上半角が消滅してしまう。まるでUコン機のように。(汗)
どうやら、胴体に組み込むと上翼が左右に押しやられ、下翼がたわんで上翼が広がってしまうようだ。仕方ないので、上翼の付け根の断面を削って幅を調整する。断面にペーパーがけをするのだが、力が偏って断面が歪むと、フィレットとの接着面に隙間が生じてしまうので、細心の注意を払う。
 主翼をストレスなく胴体に組み込めるようになったら調整は終了。あとは、接着時にマスキングテープ等で上半角を維持しつつギプスのように固定する。
以上のように、一見破綻なくまとまっているが、このキットの工作で一番手間のかかる箇所はこの部分であった。
他は、何も苦労することなく組み上がる。 いつも 1/144 ではディテールに凝ることが多いが、今回は何もひねりを加えず、素組みそのものである。 何もしなくても十分なディテールを備えているのが大きな理由だが、その気になればフラップダウンや、シートベルト追加なども楽しく行える工作だと思う。

塗装は以前、1/72 で行ったように、ところどころパネルラインのパターンを変えてみる。
1/144 はさすがにマスキングに手間がかかる。 しかし、ここで手を抜くか、丁寧にマスキングをするかで仕上がりが全然違ってくるので、ここが正念場である。

デカールは、付属のカルトグラフデカールを使った。 色調も精細な印刷も秀逸で、実に扱いやすい。

※ちなみに、上半角の問題は最近のロットでは修正されているとのことである。 自分はまだ、最近のロットの製品を組んではいないが、パーツの状態で確認すると、下翼の上半角が初期ロットよりもやや角度が強いように見える。

※皆さんは Mustang をどのように呼んでいるだろうか。 原語の発音は"マスタング"に近いと思うが、個人的にはやっぱり、"ムスタング"だ! ムスタング、初めてその名前を知った小学生の頃は、ムスタングだったから。 自動車も"ムスタング" と呼んでいた。どうでもいいことだが、自分にとって Mustang はムスタングなのだ。(笑)

 

 

 

 

 

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